標高差:99m
長野県岡谷市今井
登り:16分、下り:50分(前鉢伏山経由)、コースタイム:1時間09分
ウィキペディアから
美ヶ原高原の南東に扉峠をはさんで、南側の高ボッチ山とともになだらかな山容を見せる。
鉢伏山から東方および南方に延びる尾根は中央分水嶺となり、日本海へ注ぐ河川である犀川・千曲川水系と、太平洋に注ぐ天竜川水系を分けている。
『日本三百名山』 高原でありピーク感の無いなだらかな山だった。 冬季のスノートレッキングで有名な山。
ガスに翻弄された
下山してみると天気は良く、鉢伏山のテッペン付近にガスが乗っているだけだった。 目的の高ボッチ高原は前日の夕刻にしか見ることが出来ず、「明日、ゆっくりと写真を撮ればいいや」と思ったのが間違いの元だった。
「山の写真は撮れる時に撮っておく」の鉄則をサボったのが敗因だ。
前日の移動
天気の良さに釣られて急遽準備をして昼前に自宅を出発。 三連休による交通渋滞が少しあったが、明るい内に鉢伏山荘に到着。高ボッチ高原までは天気が良かったのであるが、鉢伏山付近だけはガスガス状態。
鉢伏山荘の駐車場は有料で500円、食い逃げを考えていたが、強面のあんちゃんが2人で集金に来たのでしぶしぶ払う。
2010年度の山登り遠征
〔230〕鉢伏山 (1,928m)
前日の様子
高ボッチ山の駐車場にはカメラ親父がずらりと三脚を並べていた。
夕日を撮っているのかと思いや、夜景を撮るらしい。 人の趣味は判りませんわ。
高ボッチ高原は標高1,600mにあり牧場もあるので広々とした開放感がある。
積雪期はさぞ素晴らしいスノーハイクが出来るものと思われる。
高ボッチ高原は晴れていたのに登山口となる ”鉢伏山荘”まで
来るとガスガスの状態となっていた。
ここまでの林道は道幅が狭く、車を停める所がなかったので
鉢伏山荘の有料駐車場に停めることにした。 誰も居ないので
食い逃げが出来るかと思ったが、直ぐに厳ついあんちゃん二人が
集金に来たのでしぶしぶ五百円を支払う。
広い穏やかな遊歩道を少し歩くと ”前鉢伏山”への分岐となった。
取り合えずは ”鉢伏山”に足を向ける。
夜中に目覚めた時には天の川が見えていたので期待したが、
朝にはガスガス状態になっていた。 5時丁度に登り始める。
林道かと思える程の広い遊歩道を穏やかに登っていく。
時折、ガスが切れてお陽さんが顔を出す。
気温は12℃で風があり、真夏とは思えない寒さである。
日本各地からこんな山に来るハイカーを気の毒に思ってしまう。
一番、気の毒なのはおいらかも知れない。
16分で ”鉢伏山”(1,928m)に着く。 周辺はフラットな草原なので山頂標識がないと通り過ぎてしまう、三角点もちゃんとあった。
これが日本三百名山の ”鉢伏山”と言われても納得は出来なかった。
下山を始めると共にガスが切れてきた。
途中にあった展望所に寄ってみるが周辺の山にはガスが掛かり大した展望は得られなかった。
冷たい風と上空の筋雲で秋の様な天候になった。
小屋の前まで行ってみたが、何の為の小屋なのか判らなかった。
分岐点に戻る途中からは ”鉢伏山荘”と駐車場が望めた。
分岐から ”前鉢伏山”に向かって歩いていると前方に ”北アルプス”が見えたのにびっくり。
特徴ある ”槍ヶ岳”が同定出来たので他の山も全て同定出来た。
無知がサプライズを生んでくれた感じだった。(判っている人は驚かないのでしょう)
草原の中の道を47分で ”前鉢伏山”(1,836m)に着く。
期待していなかっただけに目の前に広がる大展望に感激。
山容は大したことがないが、展望はよろしいの感じ。
しばし山座同定をして楽しむ。 遠景ながら全ての山姿がはっきり判り、北アルプスの殆どが見渡せた。
今日、北アを登っている人は雲一つ無い晴天で幸運だ。
下山時に ”鉢伏山”を見る。 先ほどのガスがウソの様に晴天となっていた。
今、登り返せば展望が得られるだろうが、もういいやの感じで登り返さないことにした。
分岐点まで戻ってくる。
駐車場に戻り ”鉢伏山”を終了する。
裏山が ”鉢伏山”なので駐車場から直登すれば
10分も掛からず登れそうだ。
折角来たのだから”高ボッチ山”に登ってみることにする。
昨日、夕日を見た大きな駐車場の前から登山道が伸びていた。
山頂までは400mの表示あり。
昨日とは逆に高ボッチ側がガスってしまった。
ここも広い穏やかな道を歩いていく。 周辺には遊歩道多し。
晴れていれば広々とした草原が見れたであろう ”高ボッチ高原”。
6分の短時間で ”高ボッチ山”(1,665m)に着く。
ガスって展望は得られず。 おばちゃんが黙々とケルンに小石を
積んでいたのが気持ち悪かった。 おばちゃんは写真を撮る為に
ガス切れ待ちをしているらしい。
高ボッチ山(山頂往復16分)
ハクサンフウロウ
ユウスゲ(キスゲ)
ウツボグサ
特に散策はしなかったが、お花は探せばある程度でお花畑までとは行かなかった。
上の写真の拡大版。 ”槍ヶ岳”から ”北穂高岳”まで2日間で縦走したことがある。
”大天井岳”は年度も計画したが、まだ行ったことが無い。
はちぶせやま
折角の山頂なのに周辺には誰も居らず、寂しく自撮りをしておく。
2024年5月23日改定